メニュー訓練法

文字情報を視覚で理解して、写メのように一度にとらえていくというトレーニングが、「メニュー訓練法」というものです。これは、食堂のメニューを開いて、メニューを全体的にいっぺんに見て理解していくという訓練です。これは、何もメニューでなくてはならないというものではありません。新聞や広告チラシでも構わないでしょう。文字情報の多いものを見て、瞬時にその内容を理解して、可能な限り、多くの情報を一度に理解するというトレーニングです。
私たちは、これまでの学校教育や、それに基づいた生活習慣の中から、「文字で伝えられているものは、一つひとつ丁寧に読んでいかなくてはいけない」というようにインプットされてきました。
このトレーニングは、その手法とはまったく対極にあるものだということになります。つまり、多くの情報を同時に見て、同時に受けて理解するという訓練なのです。その具体的な例として、食堂のメニューというのは、それを見て何かしら自分の欲求に基づいて決定しなくてはいけないというところから、素早い判断力も鍛えられるというところからも、脳を鍛える訓練ということがいえるのです。

速読トレーニング

記憶力アップというとよく「速読」で脳を鍛えるといいといわれます。速読は「脳が記憶しやすい意識状態」を作り出すことによって行われます。つまり、「速読しやすい状況」を自分で作りだすのです。
どういうことかというと、視覚に入った情報を「読む」のではなく「撮る」のだという意識というとわかりやすいのではないでしょうか。今、私たちは掲示板などの文字告知を読まないで携帯の写メで写して保存しておくということをしばしば行います。それと同じだと考えればいいのです。
つまり、本を開いたら瞬時に見開きを脳に写してしまうのです。そのためには、一文字ずつ丁寧に追っていては間に合いません。どんなに丁寧に読んだとしても、一度読んだだけで本の内容すべてを理解しているというものではありません。まして、2~3週間もすれば半分は忘れてしまうものです。それならば、短期間で理解して、それを何度も繰り返すか、類書を多く読むという速読の方が、理解も深めやすいのです。
速読とは、視覚情報を重視した読書法だと理解すれば、それほど難しいものではありません。